認知症サポート

認知症の現状としては、厚生労働省は、2010年の段階で、要介護認定を受けている「認知症高齢者日常生活自立度」Ⅱ以上の高齢者数は全国で280万人、65歳以上人口の9.5%に達し、2025年には470万人に達すると発表しています。

認知症対策については、その初期の段階で適切な治療を受けることにより進行を遅らせることができます。その症状に応じた適切なサービスが提供されるよう、地域の支援者、医療と介護の連携を強化し、認知症支援体制の充実を図ります。

認知症とは

認知症には「もの忘れ」以外の症状がでる可能性があります!

認知症とは、何らかの原因で脳に障害がおこり、記憶や判断能力などの認知能力が低下し、日常生活がうまく行えなくなる状態をいいます。
誰にでもなる可能性があり早めの受診や介護の相談により早期から適切な対応をすることが大切です。

4大認知症の症例
アルツハイマー型認知症 レビー小体型認知症
  • 少し前のことを忘れる
  • 同じことを何度もいう
  • 帰り道がわからなくなる
  • 同じものを何度も買ってくる等
  • 実際にはいない人が見える幻視
  • 夜間に寝ぼけて大声を出す
  • 手足の動きがにぶくなる
  • 日によって症状が変動する
脳血管性認知症 前頭側頭型認知症
  • 物忘れが多い
  • 転びやすい
  • 急に泣いたり怒ったりする
  • 同じ行動を繰り返す
  • 言葉の意味が分からなくなる等

受診について

「もしかしたら認知症かな…?」と思っても、病院受診をためらっている方も少なくありません。
しかし、認知症は、早く発見して、正しく診断されることで、適切な治療が受けられる病気です。
治療可能な認知症であれば、早期診断により、予防や症状の改善につながります。
「なにかおかしい」「ひょっとしたら」という家族の印象はとても重要です。
今までとは違う症状や行動に気づいたら、できるだけ早めに医療機関を受診することが大切です。

困ったら相談を!

高齢者のみなさんの安心、安全な暮らしのため、介護や福祉、医療などに関する様々な相談に応じ、みやま市地域包括支援センターが、関係機関などと連携して問題解決の支援をします。

また、高齢者の権利を守るため、虐待や成年後見制度に関しての相談などにも応じます。

みやま市 認知症高齢者相談会

みやま市では、認知症が気になる人や物忘れが気になる人、その家族などを対象に相談会を開催します。

毎月第3水曜日 午後1時30分~午後3時30分
場所:みやま市役所 地域包括支援センター

「認知症ガイドブック」(認知症ケアパス)をご活用ください!

「認知症ガイドブック」(認知症ケアパス)とは、認知症の人やその家族がができる限り住み慣れたみやま市で安心して暮らし続けることができるよう、認知症の状態に応じた支援や、医療、介護サービスのガイドブックです。

認知症ガイドブック目次
  1. 認知症について 認知症とは / 認知症の人への接し方について
  2. 受診する
  3. 相談する 相談窓口 / 認知症初期集中支援チームについて
  4. 予防する 介護予防(認知症予防)
  5. みやま市認知症ケアパス
  6. 各種サービス・家族支援などについて 介護保険サービス、その他 認知症高齢者の家族支援 / 高齢者福祉サービス